feblaboプロデュース『ホテル・ミラクル4』
【作】
河西裕介(Straw&Berry/ex.国分寺大人倶楽部)、登米裕一(キリンバズウカ)、古川貴義(箱庭円舞曲)、ブラジリィー・アン・山田(ブラジル)
【演出】
池田智哉(feblabo)
【日程】
2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)
【会場】
新宿シアター・ミラクル
【出演】
浅見臣樹((劇)ヤリナゲ)、大垣友、川島佳帆里、竹内蓮、富田庸平(キリンバズウカ)、温井美里、林弦太(スーパーエキセントリックシアター)、福富朝希、星澤美緒
【STORY】
『クリーブランド』
脚本:河西裕介(Straw&Berry/ex.国分寺大人倶楽部)
ラブホテルって、エッチするための場所なんだよ。
エッチは、好きな人とじゃないと、しちゃだめなんだよ。
(ママが言ってた。)
私は明日、クリーブランドに留学する。
クリーブランドがどんなところかよく知らないのだけど、
きっと牡蠣がいっぱい獲れるんだ。
(ベンジーが言ってた。)
要するに、あれだ。
今日が最後だ。
......え、あ、いや、あの、つまり、その、
何が言いたいかっていうと、
私は今日、君とラブホテルに行きたい。
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『後戻り出来ない女(まもる 2016年版)』
脚本:登米裕一(キリンバズウカ)
20歳差の年の差カップル……
小林サンは会社の上司でアラフォー女性。
僕は入社二年目の24歳。
会話にしろ、カラオケの歌のチョイスにしろ、通じない事はある。
でもそんな事はどうでもいい。
ホテルに入ったらやる事は一緒だ。重なりあえばいい。集中だ!肉体関係を持つ事に集中するんだ!
それだけなのだ。
それだけなのに……
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『メキシコ』
脚本:ブラジリィー・アン・山田(ブラジル)
童貞と女。
逃げるなら、メキシコだ。
カナダじゃダメだ。寒いところは気が滅入る。
メキシコまで逃げれば―――きっとなにかあるはず。
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『楽しい家族計画』
脚本:古川貴義(箱庭円舞曲)
「家族のための部屋として、改装したい」
と、男が言った。
建築士の女は、それだけで濡れた。
どんなに綺麗に飾っても、ホテルのベッドは寝るところ。
どんなに綺麗におめかししても、衣服を剥いだら男と女。
どんなに綺麗に取り繕っても、家族は家族、個人は個人。
ラブホテルは、夢を見る場所じゃない。
とすれば。